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- 2022.09.02 Friday
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劇場公開と同時期にアマプラで無料配信なの凄いなぁと思いました(小並感)(露骨なマーケティング)
ノイタミナ枠で作成されたオリジナルアニメである「甲鉄城のカバネリ」の完全新作中編。
約一時間の尺に王道の脚本と見せ場を詰め込み、生駒と無名のロマンスとスタイリッシュなアクションを軸においた手堅い構成。
以下レビュー。
「美馬」による倒幕騒動の後を描いた中編。
「生駒」と「無名」達を乗せた甲鉄城は故郷への帰還を目指す。
そんな中、日本海に面した廃駅「海門」では複数の領主達による共同前線が張られ連合軍としてカバネと死闘を繰り広げていた。
「海門」を攻略し進路を切り開く為に甲鉄城もそれに加わるが、海門に存在するカバネの奇妙な習性に生駒は気が付く。
海門のカバネ達の異変と危険性について、生駒は連合軍に警鐘を鳴らすも聞き入れられず無名とも決裂する。
生駒の焦りを余所に、海門攻略の為の大規模攻勢が始まろうとしていた……。
設定も作画も音楽も序盤の展開も最高なのに、終わってみれば何だかなぁといった感じだったカバネリの続編。
時間軸としては最終話の後の物語であり、進展しつつある生駒と無名の関係を描きながら一時間という短い尺に見せ場をきっちり詰め込んだ作品となっています。
ストーリー展開に捻りや仕掛けを仕込まず、一話完結の続編としては直球勝負の王道展開。
TVシリーズでは壮大な世界観と入り乱れる人物模様に加え、大掛かりなストーリー展開になったことで駆け足かつ描写不足の感が否めないところではありましたが、
今回は余計な情報や展開をスパッと切り落としています。
おかげで新キャラ達の十分な説明もなく連合軍内部の関係性も分かりづらいですが、まぁみんな、おっさん達の顔より無名ちゃん見たいもんね。
仕方ないね。
元よりレベルの高かった作画はそのままに、無名のスピーディなアクションはよりパワーアップしています。
大振りの蒸気銃と華麗な体術を迫力満点に見せるカメラワークや作画は流石といったところ。
静と動の描き分けで無名の実力を語らずとも描いているのも相変わらず上手い所です。
生駒が泥臭くも熱く立ち向かうのと対比で無名がカッコ可愛く華麗に大立ち回りを繰り広げる。カバネリという作品に求めていたのは結局これだったのだなぁと自分で納得する。
余計なものを省いた故に展開に物足りなさを感じても、それぞれの見せ場があるが故に確かな満足感がありますね。
それと生駒と無名のラブロマンスにかなり力が入っており、無名が妙に可愛く描かれている(元々可愛いが)。
というわけで、顧客の見たいものを描き王道の構成でまとめたカバネリ海門決戦。
カバネリを最後まで見ていたのなら間違いなく楽しめる一作に仕上がっています。みんなアマプラで見ましょう。(ダイレクトマーケティング)
それと本作のサントラにはカバネリ乱のOPであるクソカッコイイ「S_TEAM」が収録されています。澤野節バリバリなのでそれも買いましょう。
外套+和服って感じの明治っぽい服装観だと思ってたら無名ちゃんが急に女子大生みたいな服着てたのちょっと面白かったですね
— さたけまさたけ・茶竹抹茶竹 (@stkmastk) 2019年5月26日
来場者特典が週を追うごとにノンケ向けになっていくのを見て、慌てて一週目に観てきた。推しのサファイア川島の色紙は出なかった。
というわけであんまりネタバレしないようにして簡単に感想。細かい話をすると無限に続きそうなので。
(写真が下手すぎる)
テレビシリーズ2シーズン&スピンオフの「リズと青い鳥」を終えての劇場版「ユーフォニアム」。
全く違う空気感で進行していたリズと青い鳥から、いつもの熱いユーフォニアムが帰ってきた。
リズと青い鳥のやべぇ百合で死にかけた傷がようやく癒えたところに投下される、新たなヤベェ爆弾に仕上がっている。
「久美子」達は二年生に進級、ひと悶着起こしていった先輩らは無事卒業。そして北宇治吹奏楽部は「優子」を部長として新体制のスタートを切る。
去年の実績と滝先生のネームバリューにより新入部員も大量確保、全国大会金賞を目標に掲げて順調な滑り出しに見えたのだが……。
というわけで全国大会目指して頑張ろうぜ、から一転して不穏な人間関係が巻き起こる今回の物語。
テレビシリーズでは、久美子がトランペットがうますぎるめんどくさい女を相方に過去の因縁を解き明かす話でしたが
劇場版では、ユーフォニアムがうますぎるめんどくさい女を相方に新一年生組とすったもんだを繰り広げる話となっています。
ゆっくり描けば1クールやれるくらいの面倒なメンバー達が相手ですが、そこは様々な経験を積んだ久美子であり手際よく(手際いいか?)解決していきます。
演奏技術か縦割り社会か、努力とは何か、どこかで見た覚えがあるような悩みに対して先輩という立場で応える久美子ですが、その裏にはテレビシリーズでの経験が反映されているわけです。
要所要所で挟まれる回想を観ながら、こんなことあったなぁと。
特に「奏」のキャラクターは久美子を合わせ鏡にしていながらも……といったところで面白い。
また、人間関係の機微や伏線を目線や立ち位置といった「画」の要素で見せるのはユーフォニアムだなぁと。
特に新キャラの奏の、目線や表情をはじめとした各種言動につきまとう不安定さが上手くキャラ立ちに関与してる。
尺の都合もあって新一年生の描写に割ける時間はそれほど多くないのですが、奏と久美子を組み合わせることで上手く纏めている。
個人的には「さっちゃん」が好きです、はい。
それと語るべきは贅沢に尺を使った後半の演奏シーンでしょう。
リズと青い鳥を観た人間ならばあれを見て死ぬ。
今回の映画は新一年生達やコンクールについての物語が主軸であるため「みぞれ」や「希美」はほぼ登場しないまま進むので、リズと青い鳥の主役である彼女達には意図的にスポットを当てないようにしているのかと油断させたところにあのシーンがぶち込まれるわけですよ。
演奏を聴く「麗奈」や「梨々花」の顔が映ると色々とフラッシュバックされて死ぬ。
死んだ。
あとはもう、ぼくの推しの話をしていいですか。
「緑輝」ちゃんがとにかく可愛くていっぱい出てきて最高でした。
ぼくもみどりちゃんに怒られてぇ。駄目ですよって諭されてぇ。弟子入りして心酔してぇ。
緑輝ちゃんめっちゃ好きなんですよね、変な口調で強メンタルな子めっちゃすき。
あとCVの豊田萌絵さんの声がめっちゃ好きっていうのもある。ガルパでもかのちゃん先輩好きなので、あの声の周波数に弱いんだと思う。
って話。